SeaTalk1方式の機器やネットワークをSeaTalkNG方式のネットワークに接続する場合に必要となるコンバーターです。SeaTalk1機器とSeaTalkNG機器との接続に際しいかなる場合も必要というものではないためご注意ください。通信方式について下記の通りご説明致しますので、コンバーターがご入用かどうかがご不明な場合は下記をご参照ください。
[コンバーターキット 内容]
SeaTalk SeaTalkngコンバーター、アダプターケーブル、電源ケーブル、バックボーンエンドプラス×2、ソケット保護プラグ×2
SeaTalk機器が単独の場合
SeaTalkNGネットワークにSeaTalk機器を1台のみ接続する場合の例です。この場合は本キットに付属のアダプターケーブルでSeaTalk機器を直接中央の黄色いソケットに接続します。黄色以外のソケットは通常のSeaTalkNGソケット(変換機能なし)ですのでご注意ください。
SeaTalk、STNG双方に複数の機器がある場合
黄色の変換ソケットからのケーブルを分岐ボックスに繋ぎ、その先で複数のSeaTalk機器を接続すケースです。このように1台のコンバーターで複数のSeaTalk機器を一括変換することも可能です。
SeaTalkNG機器が単独の場合
分岐ボックスで複数接続されたSeaTalk機器群にSeaTalkNG機器を1台だけつなぐケースです。あくまでSeaTalk機器は黄色ソケットに接続します。その他の白ソケットはSTNG接続にご使用頂けます。なお、青ソケットは機器接続用には使えません(延伸専用)。
SeaTalk1?SeaTalkNG?DeviceNet?NMEA2000?規格多すぎない?!
SeaTalkNG、NMEA2000、DeviceNetは基本的に同じものです
NMEA2000:マリン用電子機器向けの通信方式(250kbps)。あくまで方式の名称であり、ソケット等の規格名称としてはDeviceNetと呼ばれます。
DeviceNet:NMEA2000方式の通信ケーブル、コネクタ規格の名称で、5ピンの丸型ソケットです。
SeaTalkNG:NMEA2000を用いたRaymarineの独自規格で、DeviceNetと違い6ピンですが、変換ケーブルを介するだけでDeviceNetと簡単に互換します。
SeaTalk1:3ピンのRaymarineの独自規格で、NMEA2000系のネットワークとは直接の互換性はありません。
NMEA2000自体は車両、エンジン向けのControl Area Network(CAN)とも互換性があり、RaymarineのSeaTalkNGのように独自化された規格も実体はNMEA2000であるため、例えDeviceNetのコネクタを有していなくても電気的には接続可能で互換もします。
SeaTalk1とSeaTalkNGも接続は可能です
SeaTalk1 - SeaTalkNGコンバーターを用いることでSeaTalk1機器もSeaTalkNGネットワークに接続可能です。ただし、コンバーターを介して接続する機器の数や組合せによってはコンバーターが不要(介するとかえって動かなくなる)というケースもあります。SeaTalkNG機器にはSeaTalk1モードが搭載されている(これがDeviceNetにはない、第6のケーブルです)ため、SeaTalkNG機器が青い「バックボーンケーブル」を経由していない場合コンバーターは不要です。
Case1:SeaTalk1機器とSeaTalkNG機器が1台ずつしかない:コンバーターは不要(Axiomなど変換が必要なSTNG機器もあります)
Case2:SeaTalk1は複数機器をネットワーク化しているがSeaTalkNG機器は1台のみ:コンバーターは不要(Axiomなど変換が必要なSTNG機器もあります)
Case3:SeaTalk1機器は1台だがSeaTalkNG機器は複数がネットワーク化されている:コンバーターは必要
Case4:SeaTalk1側もSeaTalkNG側もそれぞれでネットワーク化されている:コンバーターは必要
上記Case3と4では、SeaTalkNG機器がNMEA2000方式のネットワーク主幹であるバックボーンケーブル(青)に接続されているはずです。仮にデイジーチェーンで接続しているのみの場合でもSeaTalkNG機器が複数あれば機器は通常モードで作動しており、SeaTalk1モードが使用できません。このため、SeaTalk1機器(ネットワーク)側をSeaTalkNGネットワークと通信が出来るよう変換する必要があります。
[互換性には限界があります]
SeaTalk1はSeaTalkNGよりも古い通信規格で、同じSeaTalk1と呼称されていても発売からの長い年月の中で仕様が変遷しております。このため、コンバーターや変換ケーブルで規格上は接続することが出来ても実際に実行可能な機能に制限がかかる場合があります。オートパイロットの例をご紹介しておりますので下記リンク先のページをご覧ください。
【関連情報】
関連商品:オートパイロット交換パーツ
SeaTaST1000+ / ST2000+の接続にお使いの場合はご注意ください
黄色ソケットからケーブルのうち、赤線は使いません!
ST1000*は本ページのST1-STNGコンバーターを介してSeaTalkNGネットワークに統合することができ、AxiomなどGPSプロッタと連携してルート追従を行うなどのことが可能です。こうした目的でST1000を本ページのコンバーターに接続する場合、中央の変換ソケット(黄色)に接続したアダプターケーブルの、ST1側(3ピンの平ソケット)を切り落として内部の配線を直接ST1000のプラグに接続します。このアダプターケーブル内には3本の導線が入っており、それぞれ黄色=SeaTalkデータ、赤=12V、シールド=アースとなっております。このうち、赤の12VケーブルはST1000側ソケットの電源ターミナルには接続せず、黄色線とシールド線のみを接続してお使いください。本ページのコンバーターを使用する以上、お船には必ずSeaTalkNGネットワークが存在することになり、このネットワーク用の電源配線の敷設が必要となります(通常は本コンバーターキットに同梱の赤いケーブルを白ソケットに接続するのみで敷設できます)。このため先述のアダプターケーブルをST1000側に接続する必要はなく、ショートの危険があるためメーカーからもこうした配線を行う場合は12V線を絶縁するよう指示が出ております。
*表示を省略しておりますが、ST1000=ST1000+/ST2000+です
【関連情報】
関連商品:Axiom
【お届けについて】
▼発送時期
取り扱い製品の性質ごとに発送条件が異なります。なお、いずれの場合も納期の確約は致しておりません。万が一商品到着の遅延に起因する二次的な損害が生じた場合も弊社は関知致しません。予めご了承ください。
▼店頭在庫品
15時までにご注文頂いた商品は即日発送致します。お振込、お振替、コンビニ決済をご利用の際は15時の時点でご入金の確認が出来たものに限ります。弊社休業日にご注文頂いた商品につきましては翌営業日の発送となります。
▼カスタム品・オーダーメイド品
ご注文受付の際に納期をご案内致します。
▼取寄せ品・在庫切れの商品
入荷時にご案内を差し上げます。弊社では全ての取り扱い商品について在庫保証を致しません。また、お取り寄せの場合の納期保証も致しません。予めご了承ください。
【キャンセル・返品について】
▼ご注文の追加・変更とキャンセル
加工、切断を必要としない商品につきましては、発送前であれば無条件で追加・変更、キャンセルを承ります。切り売りロープ、切り売り生地製品等は発送前であっても裁断、切断後のキャンセルはお受け付け出来ません。切り売り商品のご注文変更、キャンセルをご希望の際は可能な限りお早めにご連絡ください。
▼クレジットカード決済の追加、変更とキャンセル
クレジットカードでお支払い頂いたご注文につきましては、キャンセルのみお受け付けが可能でございます。ご注文の追加や変更、複数に分けて頂戴したご注文の合算、部分的なキャンセル等は致しかねますので予めご了承ください。なお、頂戴したご注文全体をキャンセルし、改めてご注文を頂くことで変更等に対応させて頂くことは可能でございます。
▼カスタム/オーダーメンド品について
スプライス、スウェージングなどの加工を要する製品につきましては、ご注文確定後の変更、キャンセルは出来ません。また、お客様都合によるご返品も一切お受付致しません。予めご了承ください。
▼初期不良保障期間
弊社では商品到着後7日間の初期不良保障期間を設けております。この期間内にお届けした商品をご確認頂き、製品に初期不良が認められた場合は同一商品のご提供または商品代金、送料、各種手数料を含む決済金額の全額を保障致します。
▼ご返品・ご返金
商品お届けから30日以内であればお客様都合であっても交換、ご返品、ご返金をお受け付け致します。なお、ご返金の対象は商品代金のみとさせて頂き、ご返品の際の送料はご負担頂いております。また、クレジットカード決済の場合はご返金にお時間がかかる場合がございます。ご返金は原則として電信にて対応させて頂きますのでご希望の口座をご指定ください。交換、ご返品、ご返金の受付には条件がございます。詳しくは「お取引条件と免責事項」をご覧ください。